しづくと純の往復書簡 aq.5gyoka.com
私たちはAQで出会った。AQの中で育んできたものがある。確かにある。
これからも、これまでのように育んでいくものがあると信じている。

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目盛りのはなし 12:42
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    おひさしぶりでございます。
    しばらくさぼっていたら、すっかり敷居が高くなってしまいました。今年もよろしくお願いいたします。話がつながらなくなってしまってごめんなさい。

    先日、半年やっていた月刊『五行歌』の作品評の担当が、終りました。グッド
    とても十分ではないにせよ、一首一首の歌とじっくり対話するのって、いいものだなと思いました。そのチャンスをいただいたことに感謝です。

    歌会では、2〜3時間の間に10数首の歌と向き合い、集中して読んで、感想を言葉にして、作者の意図も聞け、自分のない視点も教えてもらえる。
    ものすごい濃密さのなかで、すべてをやっているんだな、と改めて実感。
    ひとりではむずかしいことが、みんなが集まる場でならこれだけ集中してできるのですよね。
    一回一回の歌会を大切にしたい、と改めて思いました。

    たまたま昨日、水曜日TV朝日で深夜放送している「オーラの泉」をビデオで見ていました。いまや画家として有名な片岡鶴太郎さんがゲスト。
    その話の中で、「アート(藝術)には、手ごたえ=目盛りが意外とない」という話がありました。作品を世に出して、作者がじかに感じられるほかのひとの感動をしるすべがない、ということです。

    ああ、それって詩歌もそうだな、と思った。
    歌作りは、ほんとに孤独なはたらきだもの。

    歌会は、その「手ごたえ=目盛り」を得るのも大きな役目になる。
    純ちゃんがいってた、「違いを知る」のも、目盛りにきっとなりそう。

    もちろんそれには、信頼関係が必要だったり、みんなが真剣になっていることとかあれこれ前提も必要で、場の雰囲気が大切ですね。
    のびのびと意見をかわせる場、刺激的な場であってほしい。
    ということで、みなさん、本年もよろしくお願いいたします。日の出

    | しづく→純 | - | - | posted by shiduku - -
    「違い」をちゃんと認識したい 17:58
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      しづくさま

      すっかり寒くなってきましたね。今日はつめたい雨です。
      昨日の歌会は、「しづくさん色」の欠けたAQではあったものの、少人数で濃厚でした。

      それにしても昨日の歌会。歌会前がくるしかったです。
      じぶんのウタができていませんでした。当日午前10時を過ぎても。
      プリント係だと私はダメなタイプです。エンジンがかからない。
      いつも前々日か前日の夜に、頭の中から在庫を引っ張り出す。
      まだウタになっていない状態の、頭のなかにピンでとめてあるメモを。
      何かしらあるんです。メモできないくらい我を忘れて(捨てて)過した日々が続かない限り。
      でも今回は、どんなに頭のなかを覗いてもメモが出てこなかった。
      仕方なく、ウタとしてパソコンに入っている在庫を見ていきました。
      いつ見ても、何度見ても表に出せずにいる五行たち。
      これでいいかぁと、一度は妥協しそうになりました。
      でもこの妥協を、許せん!と思った瞬間、突然、頭の奥底からメモがひらっと一枚やってきました。
      こうして無事、昼前には歌会プリントが出来ました。


      そうそう、
      >自分の価値観を、相対におくのか、絶対におくのかというなら、絶対におきたい。

      ひとの価値観はみんな絶対的なはずなんですよね。
      何かを美味しいと思うこと、きれいと思うこと、いい!と思うこと。
      それでも時に相対的な見方が必要なときはある。
      歌会の点数をつけるときとか。食堂に入って、メニュウから食べるものを選ぶときとか。
      相対的に見るクセがついてしまう場合もあります。

      価値観は自分だけのものだけど、いいえ、だからこそ、その特徴を知っておきたいと思います。
      人とは較べられないけど「違い」はある。価値観の話だけではなく。
      違いを知ることは私はとても大事だと思っています。
      「みんなちがって みんないい」とか「オンリーワン」とか、
      もてはやされる言葉があるけれど、それらの本来の意味を知るために、
      私は「違い」をちゃんと認識したい。
      そんなことを思うこのごろです。

      純より。
      | 純→しづく | - | - | posted by じゅん - -
      言葉のピンで、打ち付けたいと思う。 13:34
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        すっかり秋めいてきました。
        台風の被害が心配です。

        先月の歌会。歌までつくっていただいて、うれしかったです。(*^^*)
        ま、わたしのことはさておき、

        >これは言語化したい(歌にしたい)という欲望に駆られました。

        これは大切なポイントでしょう! ときどき起きる、熱い衝動!
        これを捕まえたら、離しちゃいけない。
        なかなか起きないんだし。(笑)
        こういうときって、一気に何首もできたりします。質とか技術とかすっとばして、ほとばしるものを言語化したいと思う。なんとか言葉のピンで、打ち付けたいと思う。

        そのほとばしりがいったん醒めたら、できたウタを見直してみています。
        よくわかんないのや、稚拙なのもできるんだけど、そういう歌はどれもカワイイ。
        これは人にもわかってほしいな、というものがあったら、それはちょっと推敲してみたりします。

        以前たまちゃんが、

        >世界にそっと
        > 小さなしるしをつけていく

        と詠ったけれど、自分が詠うことで、どこか世界を自分色に染められたらなぁと思う。
        ぽつんと一点でいいから。
        あるいはほんの一音が、思いがけずどこまでも響いて、誰かの心に届いたらいいなぁと思う。

        自分の価値観を、相対におくのか、絶対におくのかというなら、絶対におきたい。
        自分と人は比べられない。
        歌を見るときも、その一首一首との対話になる。

        いまちょうどね、作品評を書かせてもらってるからそういうことをよけい感じています。
        あとは、その絶対的価値観をどう育てるか、かな。
        それはたぶん一生かかることなんでしょうね。

        なんとなく迷子になったので、このへんで。
        では、また。

        しづく
        | - | - | - | posted by shiduku - -
        歌が生まれた瞬間でした。 13:24
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          しづくさんへ

          先日のAQ、おつかれさまでした。
          浴衣姿で現れたしづくさんを見て、なんていうサプライズ! と思いました。
          で、久し振りに集合写真をと思っていたのに、
          ウタカイが終わったらすっかり忘れちゃった。それだけが悔やまれます。

          二次会も後半のころ、しづくさんが遠くで隠れてしているあくびが、
          なんともかわいくてすてきで、秘密をみたようなきぶんでした。
          うれしくて紙フキンに即詠してしまったけれど、あれ、捨ててください。(笑)
          私はお酒が入ると、歌を仕上げるカンカクが麻痺して動かないのです。
          改作したのでこれを。

          涼風色の     (すずかぜいろ)
          ゆかたのひとの
          密やかなやわらかな
          あくび
          海ならば夕凪

          ごめんなさい。秘密のあくびを大々的に取り上げてしまって。
          でもね、捉えちゃったの。私の目が。
          カメラのシャッターみたいなやつね。詠うときの目。
          <「びびび」って直感が働いた瞬間>だったとも。

          しづくさんの密やかなあくびに出逢ったとき、
          はじめは、イタズラ心でじっと見つめていたんです。
          「見ちゃった〜」って感じです。
          でも直後、その画が脳裏に焼きついていて、
          これは言語化したい(歌にしたい)という欲望に駆られました。
          ひとつ、歌が生まれた瞬間でした。

          歌を詠むことをほぼ日常的にしているひとり、として、
          歌の素材を掴む瞬間、それを仕上げてゆく時間、またそのときの感覚は、
          とても興味深いものだと思うのです。
          日常でそれを当たり前のようにやっていながら。

          歌をつくろうと思ってからでは、決して働かない目があります。
          しづくさんの言うところの「直感」、ですね。
          茂木先生が脳科学的観点から仰ることは、私にも励みになりました。

          直感には真実が隠れている。

          そう解釈している井上靖氏の言葉があります。

          「幼い頃、外界の事象から心に受けとめているものは、
           そして心に深く刻み込まれているものは、
           その事象の本質に繋がるなかなか大切なもの」

          幼い頃限定の言い方ですが、
          私は、この何かを受信するような、捉えるようなちからを失わずに持ち続け、
          詠っていきたい(生きていきたい)、そう思うのです。

          純より
          | - | - | - | posted by じゅん - -
          直観を信じる。 13:34
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            純ちゃん

            残暑お見舞い申し上げます。
            やや曇りがちですが、世間はお盆休みに入りつつありますね。
            わたしも来週ちょっと旅にでます。
            毎日セミがミンミン、ジージー鳴いて、日本の夏です。

            全国大会の歌、感想ありがとうです。(*^^*)
            この混沌とした社会の中で、いかに自分の精神力を保ちながら生き延びられるか、ってこのところずっと一貫したテーマが自分の中に流れとります。
            それを表出してみました。ありがとうございました。

            ちょっと話題はすぎてしまいましたが、
            ジダンのプレー、ロナウジーニョのプレーには何度も息をのんだ。

            >その人は、瞬時に惹きつけてしまうちからを持っていて、

            これって、「びびび」って直感が働いた瞬間なんでしょうね。
            わたしの大大大好きな茂木健一郎先生が、「直感というのは、とってもすばらしい脳の働きなんですよ」とおっしゃってます。

            「直感は、経験、価値観、思いなどを総合的に脳が無意識に判断し、出した答え」

            論理的な思考は、意外と限られたものし見ていない。
            直感には、もっとものすごい大きな情報量がつまっている、のですって。
            迷ったときは、直感を信じろ。

            そしてその直感は、研ぎ澄ませるものだとも思うのです。
            それは、多くの上記にある「経験、価値観、思い」を豊かにしっかりとさせることが支えるのではないかな。
            大事なときに使える直観力を大切にしたい。
            動物の本能である、それを。
            | - | - | - | posted by shiduku - -
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